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なかなか市販の本棚で気に入ったものが見つかりませんでしたので、
欅と吉野杉の無垢板で本棚を自作しました。

  欅を丸鋸で切ります。   欅を最大限に使うためぎりぎりで切っています。欅に合わせて杉を発注しました。実は欅はこの1枚しか入手できなかったのです。お金を出せばあるかもしれませんが何十万円もしますのであきらめました。
 

残りの木は奈良県の材木屋に注文して送ってもらいました。吉野杉です。板厚は4cmです。ちょっと厚すぎました。強度的にはもっと薄くても大丈夫でした。2cmでいいでしょう。見た目は立派になりますが、そのせいで本の入る容量が少なくなりました。

  脇板2枚にほぞを切って棚板を嵌めるだけの簡単な本棚です。ほぞを切るのにトリマーを使用しました。ノミで削るのは職人でなければ出来ません。
  ガイド用に曲尺を使いました。クランプで挟んで動かないようにしてトリマーで削ります。   塗装はニスやクリアでないと木目が活かせないのでどうしようか悩みなしたが、以前パソコン机を作成したとき使ったチークオイルにすることにしました。今回は面積が広いので1000ml缶を買いましたが余りました。350mlボトルで十分でした。硬い木ようなので杉にはあまり適してないかもしれません。染み込むのでかなり多量に使用したため、乾燥に時間がかかりました。l
  欅板にチークオイルをとにかく塗りこみます。   杉にも塗りこみます。
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  棚板の杉にも塗ります。
  こちらも棚板に塗ります。
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  塗ったらしばらく乾かします。   乾いてきたら1000番やすりで磨きこみます。チークオイルを付けながらサンダーでこすります。粘土のようなどろどろが出てきますがそのペーストで磨きます。
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磨きこむと美しい木肌が出ます。

  チークオイルが塗れたら、棚板を取り付けます。
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  ピッタリはまります。   棚板は釘など使うと脇板の美しさが損なわれるのでボンド付けにしました。
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  貼り付けにラチェット式荷締めベルトを使用しました。3本買ってきました。   ほぞにボンドを付けます。あまり付けすぎるとはみ出て汚くなりますが、少なくてもしっかり付かないので付ける量が難しいです。
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  片面に並べていきます。   このとき締め付け用ベルトを下に轢いておきます。
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  もう片側にボンドを塗ります。   貼り付けてベルトで締めます。杉は柔らかいので、ベルトで傷がつかないようにダンボールを噛まします。
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  上中下と3箇所で締め付けます。   24時間以上経過してからバンドをはずします。かなりしっかり付いているのでボンドだけで大丈夫みたいです。
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  壁に設置します。ここの場所に合わせて幅を決めたのでピッタリです。   地震で倒れて来ないようにL字金具で壁に固定します。
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  この壁はコンパネで強化してありますので、もくねじを使ってL字金具を取り付けました。石膏ボードや薄いベニヤですとかなりの重量物ですので壁が破けて転倒するかもしれないので、アンカー等でしっかり取り付ける必要があると思います。   完成です。一番上の板と下から2番目の棚板がすこし出っ張っていますが、将来機会があればガラス扉を付けようかと考えているからです。一番下の棚の壁に暖房の温水コネクタがあるので扉があると邪魔なので2段目からにしてあるのです。

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